TOP MESSAGE

トップメッセージ

CSV×DX まだ誰も知らない安心を、ともに。
代表取締役社長 新納 啓介
代表取締役社長 新納 啓介

CSV×DX を通じて、お客さま・地域・社会の未来を
支えつづける会社を目指してまいります

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和6年能登半島地震をはじめとする、国内外で発生した自然災害等で被災された皆さまに、改めて心よりお見舞い申し上げます。

はじめに、当社は2023年12月26日に保険料調整行為を原因として金融庁から保険業法第132条第1項にもとづく、業務改善命令を受けました。
皆さまに多大なるご心配とご迷惑をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

今回の業務改善命令を厳粛かつ真摯に受け止め、「真にお客さま本位の会社」に生まれ変わるべく、抜本的な経営改革を実施していきます。
そのために、社長直轄の組織として「企業革新推進委員会」を設置し、業務改善計画の確実な遂行に取り組んでまいります。

具体的には、政策株式の保有、過度の便宜供与、出向などといった商慣習を見直すとともに、社員に対する評価指標を改定し、健全な競争環境にしていきます。また、お客さまや代理店との丁寧な対話に基づく適切な保険引受管理態勢を確立し、再発防止に努めます。

健全な競争環境や保険引受管理態勢を構築するには、役職員一人ひとりの意識改革も重要です。法令等遵守にとどまらず、正しいこと・やるべきことを自律的に考え実践する活動(ポジティブ・コンプライアンス)を推進し、お客さま本位やコンプライアンスを重視する企業風土に変革していきます。

当社はさまざまな社会課題の中から、サステナビリティを巡る社会要請が多様化する中、サステナビリティを巡る諸課題を確認し、「健やかな地球環境を未来につなぐ」「レジリエントな社会の実現へ貢献する」「すべての人の幸福と自分らしい生き方を支える」の3つを特に重要なサステナビリティ課題と定めて、その解決に取組んでいます。地球環境は刻一刻と変化し、社会は不確実性を増しています。私たち、一人ひとりが社会や地球環境のサステナビリティのために何ができるのか自分ゴトとして考え、行動へ移していくことが重要だと考えています。

中期経営計画(2022-2025)3年目を迎える今年度は、当社の目指す姿「CSV×DXを通じてお客さま・地域・社会の未来を支えつづける」を実現すべく、「CSV×DX」による価値連鎖を国内外のあらゆる領域に拡げ、お客さま・地域・社会の皆さんに実感いただけるよう、取組みを進展させています。

※CSV(社会との共通価値の創造)とDX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わせた造語

例えば、当社の「CSV×DX」の代表商品であるテレマティクス自動車保険は「SAFE TOWN DRIVE ~走るほどに、安心な町づくり~」をコンセプトに販売しています。本商品は、お客さまの安全運転を支援するのはもちろんのこと、お客さまの走行データや事故データを分析することで危険地点等を可視化することが可能です。また、これらのデータを地方自治体等と連携することで、お客さま・地域・社会とともに「安心・安全な街づくり」に取組んでおります。さらに、テレマティクス技術によって得られる自動車の走行データを活用することで、ドライバー一人ひとりの安全運転によるCO2排出削減量(平均的な運転と比較した際の排出抑制量)を算出し、お客さまへフィードバックする仕組みを開発しました。これにより、お客さまの安全運転を環境的観点からも後押しすることが可能となり、お客さまとともにカーボンニュートラルの実現へ取組んでいきます。

結びに「CSV×DX」のキャッチコピーは「まだ誰も知らない安心を、ともに。」です。
一人でも多くの皆さまに「まだ誰も知らない安心」を実感いただけるよう、国内外の地域・社会課題解決の取組みを加速していきます。
今後も当社は、「CSV×DX」の思いのもと、お客さまをはじめ地域・社会から信頼いただける企業となるべく、お客さま本位の業務運営を全役職員一丸となって取組んでいきます。
引き続き、一層のご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役社長

新納 啓介

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